2022/10/12
最近、とある人のSNSを見た。
とある人とは、全然知らない誰かではなく、今も今後も付き合いはないであろう、すでに過去の人のことだ。
まだ症状は治っていないようだ。
症状とは自律神経失調症から来る、世間的には心の病と言われているあれだ。
ホントは心の病ではなく、れきとした脳の問題であるのだが、ここではそれはよしとしよう。
更新されているSNSを見れば、一見、毎日が楽しそうである。
しかしそれは非リア充というやつだ。なんだ、もうこれは死語になっているのか。
私を含めた、彼女を知っている人からすれば、楽しげな投稿の中に「おや」と感じるものがある。
やっぱり治っていないのかと、落胆ではないがあまりいい気持ちにはならない。
「あーあ」である。
ともあれ、一つ、重要なことに気が付いた。
楽し気な投稿だと感じている人もいれば、私のように「おや」と気づいた人もいる。
前者が多くなればなるほど、彼女は孤立を深める。
後者が多くなればなるほど、症状を緩和させるお手伝いをしてもらえる可能性が高くなる。
しかし、彼女自身は無意識で前者を増やそうとしてしまっている。
「気づいてもらえる」ことで、その人は助かる。
高齢者がそうだ。
「気づいてもらえる」ことを、無意識に待っている人たち。私は高齢者のことをこう思う。
むろん、気づくのは息子であり、娘であり、孫であり、その人を大切に想う人すべてが当てはまる。
私たちは、気づかなければならない。
いずれは自分も無意識的に気づいてもらいたくなるのだから。
はい、というわけで、今回は小説口調でお届けしました。
要は当社の介護サービスの紹介です。
前段は架空ですが、大真面目にお伝えしています。
何か少しでも感じ取っていただけたら嬉しいなあと思います。