コーポレートブログ - ニーバーオフィス

小学校受験は合格すればいいんです、たしかに。

time 2020/07/04

 
さて、7月に入りまして、そろそろ小学校受験のAO入試の準備を始める保護者様が増えてまいりました。
 
こないだ、今年1発目の打ち合わせを行いまして、自己推薦書の項目の作成をして、来週、完成した原稿をお送りする予定でいます。
まだ7月上旬ですので、AO入試と言ってもまだだいぶ早いのですが、まだこれは学校には提出せず、お受験の塾に提出するためのものなんですね。
 
お客様にお話をうかがったところ、受験については新型コロナウィルスの目に見える影響は受けていないそうで、今のところは予定通り行われるそうです。

 
さて、打ち合わせの中で、お客様が興味深いことをおっしゃっていて、当社としても「たしかにそのとおりだなあ」と思ったことをシェアしたいと思います。

 
「だって、合格すればいいですもんね」

そのお客様は、受験する小学校の理念に共感しているわけではなく、教育のカリキュラムに非常に賛同していらっしゃるご様子でした。

理念に共感しているわけではないと言っても、別に良くないと思っているわけではなく、とくに興味を示していらっしゃらないご様子で、それよりも、英語教育とプログラミングの教育に力を入れていることにその小学校の優位性を見出していらっしゃいました。
 
「別に学校の理念に合っていなくてもいいですよね、だって、互角すればいいですもんね」とは、お客様の言葉ですが、私としては、お客様のオブラートに包まないそのおっしゃり方にちょっと驚きつつも、「たしかにそのとおり」と非常に共感を覚えました。

 

合格しないと、その教育環境は手に入らない
 
「合格すればいい」ということに少し言葉を付け足すとすれば、「入学した後が大切」になるのかなと思います。

辛辣かもしれませんが、受験のために「頑張った」「一生懸命努力をした」からと言って、結局不合格であれば、すべては水泡に帰してしまうわけです。
 
もちろん、努力することの大変さとその後訪れるすがすがしさを6歳の時に感じられるという意味では、受験での頑張りの経験は、その子の将来にとって非常に意味のある経験です。
 
そのことはちょっと横に置いておいて、「高い水準の教育環境を手に入れる」という意味においては、合格しないといけないわけで、そこには努力の度合いは関係はなく、合格して入学して、その小学校に我が子が通う必要があります。
 
受験期間中、どうしても保護者様は気持ちが滅入ってくると言いますか、ヤキモキしてしまって、時に「頑張っているんだからいいか」という、ある種の納得感を得ることがありますが、ちょっと冷静になっていただいて、頑張ることを一義的にするのではなく、本来目標である「合格するために」ということに改めて焦点を当てていただければと思います。

 

そしてやっぱり「頑張った」は大切
 
他方、「頑張っているんだからいいか」という、ある種の納得感は、それはそれで非常に大切なものだと思います。
 
頑張った末に仮に不合格という結果が出たのなら、それは、力が足りていなかったのか、運が足りていなかったのか、あるいは保護者の職業が小学校のお眼鏡にかなわなかったのか、などなど、理由ははさておき、いずれにしても、不合格ということは、「我が子がその小学校に行く必要がないという結果」解釈ができると思います。「落ちた」のではなく「行く必要がないと分かった」という、とてもポジティブな解釈です。

で、このポジティブシンキングは、やっぱり最善の準備をしたからこそできるものですので、その意味では、「頑張った」と思えることは大切だと思います。
 
 
小学校に関わらず、受験・受検の類は、それでなくても心がザラザラになりますので、どうかポジティブシンキングができる環境をおつくり頂きたいなあと思いつつ、当社としてもそのための一翼を担わせていただくため、しっかりご準してお待ちしています。

 

小学校受験 願書の作成はこちらです。