2022/10/12
作り手側としての「小学校受験の願書あるある」です。
依頼者様にお喜びいただき、もちろん当社もバッチリ手ごたえがある会心の出来で、「さあ小学校の受験担当者さん、この表現に驚き感動してください」なんて思うわけですが、たまに、そこに至るまでに塾の先生の意向が働くときがあるんです。
つまり、依頼者様はお受験の塾に通っていらっしゃって、願書の内容を塾の先生にお見せになるわけですね。
そして先生は添削をして、という流れをとるわけですが、本日、「先生から大幅変更を言われたんです」とご連絡をいただきました。
依頼者様から塾の先生がおっしゃっていたことをうかがいますと、
要は、
「もっと簡単な内容にしましょう。」
ということでしたので、今週、もっと平易な内容・表現にして、再度依頼者様にお送りする予定です。
本題はここからです。
たまにこの手のお話をいただくのですが、塾の先生の添削が入ると、誰でも言いそうなことだけで構成された内容になるんです。また、表現も平易になりますので、ものすごーく原稿がパワーダウンして、「本当にこれでいいのかな」と思ってしまいます。
これは自慢ではないのですが、自慢ですが、
塾の意向で大幅に願書の記載内容を変更するとき、依頼者様からは、
「私、ニーバーオフィスさんに作っていただいたもののほうが、いいと思うんですけど」
というリアクションをいただきます。えっへんおっほん。
塾の先生は業務柄、「合格のためにはこう書けばいい」という視点で添削をしてくれていると思うんです。
単にぱっと見たときの気分だけで言ってない?と思うこともありますが(笑)
しかし、オリジナリティのない内容がはたして良いものかどうか、ちょっと心配になります。
もっと言うと、合格するための規則性が仮にあったとして、それは明らかにできるものなのだろうか、稚拙な内容は論外としても内容・表現の仕方で本当に合否に影響があるかなど、当社は受験のプロフェッショナルではないものの、どうだろうなあと感じます。
受験を控えている保護者様におかれましては、このことをちょっとだけ覚えておいていただきますと、紋切り型の受験活動にならなくていいのかなあと思います。